あれこれやんな!!『シンプルに考える』森川亮


「あれも大事、これも大事」と悩むのではなく、
「何が本質なのか?」を徹底的に考える。
そして、本当に大切な1%に100%集中する。
シンプルに考えなければ、何も成し遂げることはできない
――。

LINE株式会社CEOを退任し、
動画メディアを運営するC Channel株式会社を起業した、
注目の著者が初めて明かす「仕事の流儀」! Amazonより

森川さんは、時間管理もとてもシンプル。
読書、スポーツクラブなど仕事の仕事を捻出するために、一切やめている。
個人的には読書も運動もした方が時間の短縮に結果的になると思うが、
森川さんは大切だと思うことでもあれもこれも手を出していない。
シンプルにたった1%のことだけに集中している。
そんな森川さんのシンプルな仕事に関する考え方を3つまとめました。



① ビジネスとは何か?

とてもシンプルなことです。
求める人と与える人のエコシステム(生態系)ー。
これが、ビジネスの本質です。
お腹が空いた人に、おいしい料理を出す。
冬の寒い日に、あたたかい衣服を差し出す。
手持ちぶさたな人に、手軽なゲームを提供する
どんなことでもいい。人々が求めているものを与えることができる人は、どんな時代になっても生きていくことができる。それが、ビジネスのたったひとつの原則だと思うのです。

つまり、ビジネスで成功する人は自分視点ではなく相手の気持ちが分かる人

②「素直」にモノを言う

そもそも、なぜ、相手を傷付けたくないのでしょうか?
僕は、実は自分が傷付きたくないからではないか、と思うことがあります。
相手を傷付けて、自分が悪く思われたくない。相手と衝突するのを避けたい。それが本当の動機だとすれば、それは違うのです。
大切なのは、目的です。
「ユーザに喜ばれるものをつくりたい」
「部下に成長してほしい」
そうした正しい目的を達成するために必要なことであれば、自分がどう思われようが、素直に相手に伝える。それこそが、ビジネスパーソンとして本当の意味で真摯な姿勢ではないかと思います。

素直に言うと衝突するかもしれない
相手が嫌な気持ちになるかもしれない

っと一見相手の気持ちを考えてそうだが、それは違う。
本質は自分が傷つきたくないから。

③ 統制はいらない

僕の仕事は「決める人」を決めること。
そして、すべてをその人に任せて、口をはさまない。口を出すとすれば、それは辞めてもらうときです。もしも、「決める人」を変えても、結果が出なければどうするか?そのときは、僕が責任をとって辞める。
話は、とてもシンプルなのです。

現場がやった方がいいに決まってる。
その方がスピードがあがる。
「この案は上で判断してから」っと言ってからだと遅い。

まとめ・感想

色々大切だと思うことを一歩立ち止まって考える。
「これってそもそも何なんだ!?」っと。

目次

第1章 ビジネスは「戦い」ではない
第2章 自分の「感性」で生きる
第3章 「成功」は捨て続ける
第4章 「偉い人」はいらない
第5章 余計なことは全部やめる
第6章 イノベーションは目指さない