経営者にとって一番大切な資産とは!?『直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家』寺坂 祐一


規模拡大せずに、
農家が直販・通販で稼ぐ方法を
全部書きました。


どんなにがんばっても儲からない。
天候に左右される収穫量。安値安定の市場価格。
積極的に農業をやろうとすればするほど、
機械やビニールハウスへの出費がかさみ、借金の回収は先の先。
20代前半は、生活できる未来図を描けませんでした。


そんな私の農業人生を劇的に好転させたのが、
「ダイレクト・マーケティング」という販売手法との出会い。


農家自身がお客様と直接つながり、喜びや感動を提供し、感謝されて売上が上がる。
大変さもある分、やりがいがある。
そしてしっかりと儲ける。


そんな“お客様一人ひとりとつながる直販農家"の取り組みを、お伝えしていきます。Amazonより

農業で1億円稼いだっといった本ですが、これは農業だけではなく、あらゆるジャンルでも役立つ内容です。
そこで、今回は経営者が一番大切な資産を作る方法を3ポイントでまとめました。


① 農家直販で一番大切な資産とは?

クイズです。
私の経営する農園、寺坂農園が家事になりました。自宅も倉庫もすべて燃えています。ですが、家族やスタッフは逃げ出して全員無事です。しかし、社長である私はバケツの水を頭からかぶって燃えさかる火の中に飛び込み、ある”大切なもの”を抱えて戻ってきました。
さて私は、命をかけてまで何を取りに行ったのでしょうか?


答えは、そう「顧客リスト」です。前章の直売所のところで書いたとおり、絶対に顧客リストを取りにいきます。

すっごい良い商品を作ったからといって、売れるほど商売は簡単ではありません。
お客さんがいてこそ、商品が生きるんです。
なので、商品よりお客さんの方が大事です。

②顧客リストを増やすには「情報発信」が一番大切!

経営者の一番大切な仕事は、情報発信です。
これだけインターネットが発達して、誰もがスマホを持っているこの時代。情報発信してインターネット上で伝え続けることが、直販する農業経営者の一番大切な仕事だと考えています。
資金繰りや労務管理、栽培管理も大切ですが、消費者への情報発信が一番大切な仕事なのです。しかも経営者みずから情報発信することが大切です。事務の女性やパソコンにくわしいスタッフに投稿を任せるのはお勧めできません。
なぜなら、借金にハンコをついて保証人となり、情熱をもって農産物を育て、誰よりも一所懸命に農業に取り組んでいるのは、経営者・社長です。

知らない人から、農産物を買うより、いつも情報発信していて信頼できる人からの方が買いやすいです。
なので、お客さんのためにも、経営者が情報発信することは大切なんですね。

③毎日、情報発信することが大切!

毎日、情報発信をしているので、見ている方は雪の季節から種まき、生育の様子、農園の様子、収穫、発送までを、よーく知っています。SNSを通じて”リアルタイムで体験”している、と言ってもいいでしょう。生育過程から収穫、手元に届くまで、ワクワク感が高まって当然ですよね。

1日といって同じ日はないからな〜

まとめ・感想・書評

ビジネスのことを知っている人から見たら、結構知っているといった内容が書かれています。

しかし、これを実践している農家は本当に少ないと思います。

だから、この本を読みしっかり実践すれば、他の農家と明らかに差別化出来ます。

目次

【第1章】 小さな農家が、”直販の道”を選んだ理由
【第2章】直売所をはじめてお客様に直販するとき大切な4つのポイント
【第3章】最強の農業経営「農業+直接販売」モデル
【第4章】お客様との関係性を深め、ファンが増え続ける農家になる
【第5章】生産から収穫、発送まで「どうやったらできるか?」を考え抜く
【第6章】社員・スタッフがいきいきと活躍する農園作り