こんな町に住んでみたい!『東川スタイル 人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』玉村 雅敏 小島 敏明


人口減少時代に定住者が増えるまち、北海道・東川町にみる、これからの「まち・ひと・しごと」。東川では当たり前のこととなっている「スタイル」をヒントに、未来社会の価値基準となり得る要素を40個抽出し、解説する。 Amazonより

人口減少時代を迎え、少なくない地方自治体が消滅の危機といわれるなか、
定住者が過去20年で約14%増加しているまち東川町。

そんな東川町の行きたくなる、、いや住みたいっと思ってしまう本『東川スタイル―人口8000人のまちが共創する未来の価値基準 (まちづくりトラベルガイド)』から、東川町について今回は書いていきます。

そもそも東川ってどこにあるのか?

東川町は北海道のほぼ中央に位置し、道内各地へアクセスしやすい立地にある。都市と自然とのほどよい距離感も特徴だ。道内2位、関東以北4位の人口約35万人を擁する中核都市。旭川(駅前)へ車で約25分。一方、町内にあり、道内屈指の自然環境を誇る旭岳(大雪山国立公園)も同約30分の距離にある。


なぜ、東川に人が集まるのか?

一番の立役者は、東川の行政です。あまり行政に誇りを持っている町は少ないのですが、東川は違います。多くの町民が行政に誇りを持っています。
なぜなら東川町の役所は「役所の職員らしくない」からです。どうゆうことかというとサービス業かのように、町民一人一人に寄り添って公共サービスを追求し、独自の施策や事業を実施しているからです。

東川人は生活を大切にしている。

東川に住んでいる人は、LIFEの中にうまく、WORKを組み合わせています。つまり、ライフワークバランスのとり方が非常にうまいんです。
だから、どんどん会社を大きくしようっという大きい会社はあまりいません。その代わり、生活価値と経済価値のバランスを取りながら、経営している小さいお店がたくさんあります。

東京なら売上の向上を目指して、なるべく営業時間を延ばし、なるべく多く座らせるように考えた店作りをします。しかし、東川町は席数を無理して増やさないし、お店の経営は週3日のみとかです。もちろん、売上でいうと東京やり方の方が稼げます。しかし、その代わり、余裕があり、品があり、なにより楽しそう!!!

まとめ・感想・書評

東川町のことを知らなかったが、この本を読んで是非行ってみたくなった。

地方が人口減少している問題の解決策のヒントが書かれているように感じた。もちろん、東川町のだからこそ出来たスタイルだから、他の町がそのまま真似しても成功はしないな。でも、根本的なところはとても学べることがある。