『起業1年目の教科書』今井孝


成功している人は大きな目標に到達するための細かな階段を作っています。
最初の一歩目はとても小さいのです。段差がほとんどありません。
大きく投資しなくても、スキルがなくても人脈がなくても、一回で成功しなくても、
今できる小さな一歩を気軽に登ります。そして、無理せず一歩ずつ登って行き、 最後には目標を達成するわけです。
これは慣れれば誰でもできることです。
画期的なアイデア、夢・ビジョン、ビジネスモデル、お金、すべてなくても大丈夫!
本書を読めば、不安や恐怖が消える。 Amazonより

起業したいけど不安だと思う人は、目標の作り方が下手です。

そこで、今回は、本『起業1年目の教科書』から目標の作り方を3ステップで紹介します。

① リスクを取らずにスタートする

 ちょっとずつマインドを鍛え、ちょっとづつマインドを鍛え、ちょっとずづ商品を完成させ、ちょっとづつ人脈を築き、ちょっとづつビジネスが形になっていきます。
 まだ起業されてない方は、いきなり今の会社を辞める必要もありません。インターネットで、時間をかけずに副業からスタートする方法もあります。
 慌てずに自分のペースで行きましょう。時間がかかっているように見えて、心の成長のプロセスにおいては、それが最短距離です。
 じっくり行きましょう。

あの大手スポーツメーカーのナイキの社長も起業して、数ヶ月たってもまだアルバイトをしていた。
背水の陣で頑張ったって、よく美談として語られる。だけど、実際は色々なリスクを考えている人の方が成功している人たちの方が多いです。

② 失敗の回数を決めてスタートする

 客観的なものの見方するための方法の1つが、「失敗の数」を数えることです。失敗を、1回、2回と数えていくわけです。
 これから起業する人は、試しに自分が何度失敗するか数えてみてください。
 広告で損する回数、売れなかった回数、チラシの文章を書き直した回数、という感じで数えていきます。
 そして、くじけそうになったときに、その回数を見てみてください。
 「まだ5回しか失敗していない」
 というふうに、客観的に見られることに気づきます。

何か始めるとき、成功を目標にするのも大事だけど、それと同時に、実行する回数を事前に目標を決めたほうがいいな。

③ 反応を正しく把握する

 しっかり売れている人はおおよその反応率を把握して集客を行っています。
 例えば、「対面営業だったら10人に1人は買ってくれる」とか「紹介なら3人に1人が話を聞いてくれる」とか「メルマガやダイレクトメールの反応率は1000人に1人」とかです。
 最初から反応率がわかっていると、結果が思わしくないからといって、ガッカリしたりやる気をなくすことはありません。反応率に応じた計画を最初からしておけばいいわけです。
 逆に、反応率を理解していないと、「メルマガを出しても反応がない」「やっても無駄なんだ」と考えてしまい、嫌になってしまいます。


 反応率がわかれば、あとはそれに見合った数をこなすだけです。
 同じメディアを使って集客していても、売れる人とそうでない人が出てくるのは、単純に数多くやっているかどうかだけだったりします。反応がないときのほとんどの場合は、告知回数が少なすぎるとか、見込み客が少なすぎるのが原因です。
 ビジネスは「結局は数の勝負」という要素が大きいのです。

主観的に判断するのではなく、客観的に判断すると心の余裕が生まれるんだな。
 

まとめ・感想・書評

一気に大きな目標を立ててそれに向かって努力しても、たぶん3日後にはやる気がなくなってたりします笑
もちろん、大きな目標を持つことは大事だけど、それ意外に、小さな目標をいくつも持ち、数字で判断することが起業するうえで大事なんだな。
まぁこれは起業だけではなく、起業意外でも言える話ですね。

だから、この本のタイトルに「起業」と書いてあるから起業したい人はもちろんですが、起業に興味がない人にも、目標の立て方など参考にできることが、たくさんあります。

目次

【第1章】 起業を思いついたら
【第2章】起業までの準備
【第3章】ビジネスプランを立てるには
【第4章】商品をつくるには
【第5章】価格を設定するには
【第6章】マーケティングとセールスを行うには
【第7章】成功する起業家の時間術
【第8章】チャンスを最大限に活かす
【第9章】起業家のチームづくり




「起業1年目の教科書」今井孝さん1



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