情報があれば未来を見れる!!『君がオヤジになる前に』堀江貴文


自分が38歳になるなんて想像したこともなかった。いや、想像しないようにしていたというのが正確な表現か。世間的に38歳というのは、いわゆる「オヤジ」まっただなかの年齢だ。この本は、そんな世代をこれから迎える人たちへ向けたものである。初めに断っておくが、僕が本書で定義する「オヤジ」とは、年齢的なものではない。あらゆること――家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで――を、よりよき方向へ改善しようとすることを放棄してしまったものたちへの表現だ Amazonより

25歳から35歳まで、各年代別の人たちが持つ悩み・不安などをホリエモンが回答していく構成になっている本です。

そんな本『君がオヤジになる前に』から情報を得ることの意味について3ポイントで紹介していきます。

情報弱者にはなるな!

知らない。面倒くさい。やり方を変えたくない。
こういう人たちを、僕が「情報弱者」と呼ぶ。

例えば、ジェームズ・キャメロンの3D作品『アバター』を観た人と、観なかった人では映像体験に大きな差が生じる。僕はあれを3D作品で観た時、革命的な体験をしたと心から思えた。映画というものに対する概念が、2D作品だけしか観ていない時代から飛躍的に進歩した。でも、観ていない人にどれだけの差があるのかを説明するのは難しい。試しに『アバター』を3Dで観た人と観ていない人を、映像の未来について議論させてみるといい。まったくかみ合わないはずだ。
つまり、それが、新しい情報を知っている人と、知らない人との差だ。

情報を獲れば、未来が見える!

いま君たちに最も必要なのは、資金でも人脈でもない。
情報だ。情報を所持するということは、未来を見ることだ。
僕は10年前から情報を人よりも多く所持するために、あらゆる手を尽くしていた。10年前には現在の電子書籍市場の活性を言い当てていた。すごいですね!と驚かれることもあるけど、僕には当然のことだった。情報を知っているから、ある程度の未来を見通すことができる。だから失敗のリスクを最小限に減らして、会社を大きく成長させられた。投資の面でも情報があるから、最適な投資ができた。

流行に乗れ!

「俺は流行なんか振り回されない!」「無駄なことにも発見はあるんだ!」とか・・・頭が痛くなってくる。
まぁ、本気で言っているわけじゃないだろう。
きっと、本当に面白いことを知らないだけなのだ。
情報弱者のかわいそうな点は、自分がどれほど損をしているのか、気づかないことだ。
『アバター』を3Dで観なかった人は、座席シートに座ったまま、未知なる空間を浮遊する爽快な体験を知らないわけだ。それは、たとえこれまで何千本もの映画を観てきた映画通だって同じことだ。小さなプライドを守るため、時代の転換点を”敢えて”見逃す者に、決して未来はない。

まとめ・感想・書評

新しいことって面倒くさい。
なぜなら今までのことをやった方が、なにか覚えなくてもいいし、調べなくてもいいから楽だからだ。

でも、こんな思考だと、どんどんオヤジ化になってしまう。どれだけ損しているか知らない状態になってしまう。

たとえば、simフリーを知っている人と知らない人では、何十万円もスマホに払うお金が変わってくる場合もある。
いやー本当に知らないって怖いことだ笑

現状の自分に満足せず、日々向上していくために情報収集ってのは大事だなと実感して一冊でした。

目次

【25歳の君へ】
Case1 起業という選択
Case2 本当の働き盛り
Case3 趣味と仕事の境界線

【28歳の君へ】
Case4 結婚と保険と
Case5 「待つ」という言い訳
Case6 マイナス感情の克服

【32歳の君へ】
Case7 クリエイティビティとは
Case8 人脈とスキル
Case9 情報を得ることの意味

【35歳の君へ】
Case10 利益を生む経営
Case11 友人と包容力

【38歳の僕へ】
Case12 充実した人生の定義

【対談「これから」を生きる君へ】
福島伸行×堀江貴文