『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか』亀田 潤一郎


一見直接関係のなさそうに思えるこの習慣が、実はその人のお金回りに大きな影響を与えているのです。
自分の手元に入ってくるお金の動きというのは、自分の生き方そのもの。
その「出入り口」である財布を通じて、お金を大事にし、お金と上手につきあうことこそが、自由な未来を手に入れるもっともシンプルで強力な方法だったのです。

最初に言っておきます。稼ぐ人が長財布をよく使っているという統計データはありません。
また、長財布を使うと稼げるようになるのかは、かなり疑問です。笑

ですが、お金持ちはお金を大切にします。
よくお金持ちはケチだ!といいますが、ぼくはケチなのではなく「お金の使い方のプロ」だと断言できます。
そこで、そんな稼げる人たちは財布をどのように使っているかを今回は本『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』から3つ紹介します

①お金づかあいは人づきあいと同じ

私は、これまで税理士として働いてきた経験のなかで、お金づきあいは人づきあいと同じことを痛感しています。
お金にはお金の人格ともいうべきものがちゃんとあって、お金は自分がどう扱われるかを見ているのではないか。そう思っているのです。
人を軽んじる人は人に軽んじられるように、お金を軽んじる人はやっぱりお金からも軽んじられる。
お金にはそういう力が備わっている気がしています。
だから、お金にはできるかぎり愛情をもって接する。
人とつきあう時と同じような心持ちで、お金とつきあう。
お金をどう使うか、いかに節約するかなどに頭をひねる前に、まず目の前のお金を大切に扱う。人格があるものとして、人と同じようにつきあう。
お金に好かれる人になりたいと思うなら、出発点はまずここだと思うのです。

②「メタボ財布」はお金に嫌われる

私が見てきた財布のなかでの統計ですが、お金に好かれる人の財布はたいていスリムです。余計な厚みがほとんどありません。
一方、お金にあまり好かれていない人の財布は、例外なく太っています。
太った財布には、お金だけではなく、クレジットカードやポイントカード、領収書、レシート、縁起物など、ありとあらゆるモノが詰め込まれ、パンパンになっています。

③稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?

私が二つ折りの財布を使っていた時代、財布やお金にこだわりのある社長から、「そんな財布を使っているようでは、お金はやってこないよ。基本は長財布だよ」「二つ折りの財布じゃ、中のお金がかわいそうじゃないか」などと言われたものでした。
当時はお金を単なるモノとしか考えていなかったため、その言葉にもピンときませんでしたが、実際に長財布を使うようになった今ならわかります。
長財布というのは、そもそもお金、とくにお札にとって心地よい形にできています。

まとめ・感想・書評

たしかにお金ないがないお金がないと言っている友達は、どんだけカード入れてるねん!というほどパンパンです笑

稼げる人はこうゆうサイクルなんだろう、財布を大切に使う→お金を大切に使う→無駄な使いが減るという サイクルが回っていく。

ということで、財布を大切に扱いましょう。

目次

【第1章】人生に迷ったら「財布」を変えなさい
【第2章】「稼ぐ人の財布の使い方」10のルール
【第3章】財布の中身は3つに分けなさい
【第4章】お金に好かれる人の「財布の哲学」