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一日一日を大切に生きる!『南谷真鈴 冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付』南谷 真鈴

南谷真鈴 冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付』から、凄いなっと思ったことを3つ紹介します。

①お金を集めた方法

 学校の授業が終わると登山に関連する企業にメールをして、遠征サポートのお願いをするようになりました。自分がやると決めたことだからこそ、両親に相談もしませんでした。全部自分だけの力でやりたかった。それに、もしもアコンカグアで何かあったら、もう二度と山には行かせてくれないと想像していたので、両親には絶対に頼らないという意思がありました。こうして初めから今まで、父には(もちろん母にも)一切の資金援助をしてもらっていません。
 メーカーやマスコミなどいろいろな会社をまわりました。この本を出版してくれた山と渓谷社にも、そのときに初めて訪ねています。「エレベストにチャレンジするので、私の記事を書いてくれませんか?」とお願いすると、目を丸くしていたことを覚えています。東京に暮らす、今どきの女子高生がエレベスト?そのあまりのギャップに「この子、本気なの?」と仰天した(笑)、というエピソードを、後になって編集部の方から聞きました。

 普通だったらエレベスト登りたくても「いやーお金ないから」と言い訳して登らないと言う人がほとんどですよね。
 しかし、南谷真鈴さんはそんな障壁を物ともせずに、起業にメールしまくり、サポートをお願いするとは笑
 これは、なかなか出来ない。

②こだわっていることは?

いい習慣を身につけること。たとえば、食器洗いは食べたらすぐやるとか、ジムには毎日行くとか、そういったことをきっちりやっていないと、精神がたるむ気がして。健全な精神は強い体に宿ると思っているからだと思います。

これはすごい大事、意思の力より習慣の力に頼ることが大切です。

③事故で生き方が変わった

 南谷 真鈴さんは高校3年生のとき、八ヶ岳連峰・阿弥陀岳で下山途中に滑落し、行方不明となってしまった。しかし、一夜過ぎた翌日に、奇跡的大きなケガもなくヘリによって無地救助された。
 そのときの、事故について以下のように語っています。

ー命の危機から生還できて、どうでしたか?

 このときから生き方に対して、思いが変わりました。この体験は、その後の自分にすごく影響を与えることになりました。事故の直前に強烈に湧いてきたものは、自己嫌悪の気持ちだったんです。

ー当時の恐怖や、生きててよかったという安堵ではなくて?

 こんなところで、よくも自分の人生を棒に振るみたいな状況に自分を置けたなって。そのときの自分が充分でなかったことが許せなかった。どんなに毎日、生きていられることがありがたいことか。どうしてももっと一日一日を大切に過ごさないできたんだろう。父や母にすごく感謝しているのに、愛しているってことを、もっときちんと伝えればよかったとか、親友に、いつもそばにいてくれて、どれだけありがたいかってことも、伝えていないじゃないかって。それこそ、もっと安全登山に心がけるべきだったとか、また子供も産んでいないし、エレベストも登っていない、まだ死ねないじゃないか!って。そのとき、それまで納得いかない人生を平気で歩んでいた自分に対して、すごく自己嫌悪したんです。まだ、とてもじゃないけれど死ねない、という思い・・・。
 人間、いつ死ぬかは本当にわからない。山じゃなくても、事故や災害、命に突然終わりが来ることがあっても、そんなときに後悔するような生き方はしたくない。阿弥陀岳で落ちて、そういった思いがすごく強く根づきました。

まとめ・感想・書評

いやーチャレンジ精神ある友達は、たくさん知ってるけど、ここまでぶっ飛んでいる人はなかなかいない笑

南谷真鈴さんの目先の計画は2017年の3月頃、北極点にスキーへ行って地球温暖化がどれくらい進んでいるのか、自分の目で見にいくそうです。また、秋には人力オンリーのヨットで世界一周をしながら、ユニセフが世界各国で建てた孤児院を訪ね、子どもたちと夢や人生について語り合いに行くそうです。

チャレンジャーすぎる!!!笑
今後の南谷 真鈴さんに注目して、いろいろと学んでいこうと思います。

本の詳細

☆内容紹介☆
日本人最年少でのエベレスト登頂、七大陸最高峰登頂を達成、そして、南極・北極・世界最高峰三極点到達をめざしている19歳の現役女子大学生、南谷真鈴さん。
幼少時から海外で生活するなかで山が好きになったという南谷さん。

英語、中国語も堪能なトライリンガルの彼女は、今夏、七大陸最高峰を見事に成し遂げ、新たな冒険へのチャレンジをめざしています。
南谷さんが、エベレストをめざし、さらに冒険への道を志すことになった思いや彼女の行動力の源泉はどこにあるのか。
山での経験・体験談と、そのときの豊富な写真を交えながらお伝えします。

まだ10代の南谷さんの並はずれた行動力やチャレンジスピリットは、同世代の若者のみならず、冒険とは無縁な山好き・自然好きの女性にも勇気を与えることでしょう。 Amazonより

☆目次☆
七大陸最高峰踏破までの記録/FOOTSTEPS
エベレストとセブンサミッツをめざすまで/BACKGROUND
1アコンカグア/ACONCAGUA
2キリマンジャロ/KILIMANJARO
3ビンソンマシフと南極点/VINSON MASSIF
4カルステンツピラミッド/CARSTENSZ PYRAMID
5エルブルース/ELBRUS
インタビュー/INTERVIEW
いつ死ぬかなんてわからない。後悔するような生き方はしたくない。
阿弥陀岳・マナスルの経験から命をめぐって想うこと
6エベレスト/EVEREST
7デナリ/DENALI
これからのこと/HEREAFTER
英訳/ENGLISH VERSION