昼寝による3つの効果
昼寝は、時間がもったいないと思ったり、周りに怠けていると思われそうと考えてしまい出来ないひとも多いですね。
しかし、昼寝の効果は絶大なのです!!
その効果をしっかり認識すれば、昼寝をする動機が増します。
そこで、今回は昼寝の大きな3つの効果を紹介します。
昼寝の大きな3つの効果
①記憶力の向上
ハーバード大学の実験
参加者に単語リストを覚えるように頼んみ、半数は20分仮眠してもらい、もう半数は眠らずに過ごしてもらった。
研究者は4時間後に単語テストをおこなうと、仮眠が参加者の記憶に驚くほど効果的だったことがわかった。
(身体的技能の習得についても同じ)
2008年デュッセルドルフ大学の実験
単語リストを覚えてもらったあと、任意に3つのグループにわけた
①眠らずにいるように頼んだグループ
②40分ほど眠ってもらったグループ
③6分間仮眠をとってもらったグループ
そのあと覚えている単語を言ってもらったところ、
①のグループはまぁまぁの成績
②のグループは①のグループより上
③のグループが一番成績が良かった
2013年マサチューセッツ工科大学アマースト校の心理学者レベッカ・スペンサーの実験
3歳〜5歳までの幼児を対象
四角い格子の中に描かれた絵を見せ、それを覚えてもらった。そのあと2つのグループにわけた。
①1時間ほどお昼寝をさせたグループ
②眠らないようにさせたグループ
その翌日、子どもたちに格子のどこに何の絵があったか答えてもらった。
お昼寝をしたグループたちのほうが、10%もよく覚えていた。
②反応力・注意力・集中力の向上
NASAの研究
パイロットがコックピットで25分仮眠をとると
仮眠をとらないパイロットに比べ
反応力が35%、集中力が2倍に高まった。
ブロック大学の睡眠学者キンバリー・コートの研究
短時間でも睡眠をとると、人の気分、反応力、注意力が向上すると結論した。
菅原洋平さんの実験
タクシー会社で、12~14時の間に1~30分の間に目を閉じるようにしていただいたところ、
研修後の4ヶ月で事故の件数が半分になった。
③健康になる
ハーバード大学公衆衛生学部の研究者ディミトリオス・トリチョプーロスの6年がかりの実験
20歳から80歳までの成人2万人以上が対象
食習慣、運動量、昼寝の時間数について答えてもらった。
年齢と肉体的運動量を考慮に入れても、週に最低3回30分昼寝している人は、心臓病で死亡する割合が37%低かった。
リヴァプール・ジョン・ムーアズ大学のムハンマド・ザレガリジの研究
参加者を集め3種類の行動をとってもらった
① 1時間昼寝する
②立ったまま目を覚ましている
③横になって眠らずにいる
この中で血圧が下がったのは昼寝をした参加者のみだった。
そして大幅に血圧が下がったタイミングは横になってから眠りに落ちるまでのあいだだった。
つまり、これから眠るという期待感がもつだけですでに効果があり、ほんの短時間でも昼寝をすると、健康に良いことがわかった。
まとめ
記憶力・ 反応力・注意力・集中力が向上し、更に健康になれるなんて!
1分1秒無駄にしたくない受験生はもちろんのこと、仕事でミスが出来ないお医者さん、スポーツで結果を残したい人、
どんだけ時間がなくても昼寝の時間を確保した方が、効率が上がり時間短縮になり結果もついてきます!