立ち止まって挨拶しているか?『1週間であなたは伝説になる 挨拶のバカ力!』金原亭世之介


☆内容紹介☆
挨拶を極めれば、人生は思いのまま。このパワー、規格外!見た目や雰囲気まで変わって、周りの評価もぐんぐん上がるたった7日の速効テクニック!
「BOOK」データベースより


今回は金原亭世之介さんの本『1週間であなたは伝説になる 挨拶のバカ力!』からぼくが参考になったことを紹介します。

立ち止まって挨拶するのが礼儀


 この立ち止まって挨拶するって本当に大切。


 立ち止まって挨拶する大切さを学んだエピソードを紹介します。


 それはバンクーバーに留学しているときでした。


 ホームステイで6人の留学生と暮らしていました。(日本2人(ぼくも含めて)、メキシコ2人、ドイツ1人、ブラジル1人)


 そこに住んでいたメキシコ人は挨拶するとき、必ず右手と右手をパンと1回叩いたあとに、拳と拳でコツンと当てる挨拶をしました。


 日本のシェアハイスなら、止まらずに「おはようございます。」だろう。


 でもメキシコ人は足を止めてしっかり挨拶をする。


 これが、気持ちいいんだ。お互いしっかり挨拶をするってこんなに気持ちいいことなんだってそのメキシコ人から教わった。


 ある日事件がおきた。メキシコ人が怒っているのだ。


 なぜ挨拶をしたのかというと、道でもう1人の日本人と会ったときに、挨拶をしたところ挨拶をしなかったとのこと。


 ぼくはその話を聞いたとき、その日本人はしっかり挨拶もする人だから無視してそのまま通りすぎることはありえないだろうと考えた。


 しかし、よくよく話を聞くと挨拶をしなかったのではなく、立ち止まって挨拶をしなかったということだった。


 そのメキシコ人は友達と飲みにいく途中だったし、その日本人も友達とどっか行こうとしていた。


 ましてや毎日家で顔を合わせているからわざわざ立ち止まって挨拶する必要はないと考えたのだろう。


 でも違うのだ。


 そのメキシコ人にとって挨拶はお互い立ち止まってしっかり挨拶することなんだ。


 ここに日本人とメキシコ人の違いを感じた。


 日本人は安全だし食べ物も美味しい。メキシコよりかなり恵まれている。


 でも、メキシコ人はそんな恵まれている日本人より幸せそうだ。


 もしかしたら、「挨拶」に関わってきているのかもしれない。


 立ち止まってしっかり挨拶することによって、濃い関係を気づくことができるだから。


 立ち止まって挨拶できないほど忙しい人生はつまらない。

 
 立ち止まって挨拶できる余裕と相手への思いを持つことが人生を楽しむヒントなのかもしれない。