『勝つ人 13人のアスリートたち』武井壮

勝つ人 13人のアスリートたち (Sports graphic Number books)

戦うことをやめない 13匹の獣 その勝利への足跡
百獣の王、武井壮が選んだ「勝つ人」12人との対談集。
大久保嘉人(サッカー)がゴールを量産する理由とは、
平井伯昌(水泳)の元で鍛えられた選手はなぜ成長するのか、
いまだに記憶に残る伊藤智仁(野球)のピッチング術とはなんだったのか。
八重樫東(ボクシング)はなぜ戦い続けるのか。
そのほかにも琴奨菊(相撲)、上田桃子(ゴルフ)、川尻達也(格闘技)、深谷知広(競輪)、伊東浩司(陸上)、右代啓祐(十種競技)、岡見勇信(格闘技)、野村忠宏(柔道)から武井壮が聞き出したのは、彼らがどのように「勝ち」へ向かったのか――。
戦いに挑むまでのプロセス、挑み続けるその姿勢は、
「勝ちたい」と思っている誰にでも力を与えてくれるものだ。
最後に13人目のアスリートとして登場する武井壮に、ラグビー日本代表の畠山健介がその生き様を聞く。武井が明かす、「勝つ人」の定義とは。 Amazonより

本書では、武井壮さんとアスリートの対談形式で展開していくが、そこでぼくが気になった武井壮さんの体調管理術について、3ポイントで紹介していきます。



① 体温を毎日記録する

上田:武井さんから教えてもらった体温を記録しておくことも、毎朝やってますよ。そういう身体を鍛えるだけじゃないトレーニングをいま勉強しているところです。
武井:もし体温を測るんだったらラウンド前がいいかもね。身体の動きがいい時の体温を安定させられるようになったら筋肉の動きのバラ付きが少なるなるかもしれない

身体の動きが良い時の、体温なんかあるんだ笑
全然気にしていなかった。

② 気温と湿度も記録する

武井:現役時代は毎日、気温と湿度と体温を測って自己管理していたんです。一番いい状態で練習をして、いかに回復できるかってことばかり考えていた。100%で動ける日が多ければ多いほど、フィジカルはもちろん技術も高いレベルで伸びていく


気温や湿度によって、体調がどう変わるか認識することが大事なんだな。
ベストな体調にする努力を毎日して、その中で集中して練習することが大事なんだな!

③ 自分の身体の挟めるところ全部の体温を測る

僕が学生時代、1日6回、膝裏とか、指裏とか、指の股とか、自分の身体の挟めるところ全部の体温を測って、それぞれの体温が何℃のときにどうゆうパフォーマンスができるかを記録していたんです。天気、部屋の中と外の温度と湿度も全部つけて、あとは自分が調子いいと思っているのかいないのかを◯△☓でつけたり、すごく神経質にやっていて。そうするとだんだんと自分のデータができてきて、これぐらいの天気で、体温がこれぐらいのときは、こうしたらパフォーマンスが維持できるというのが分かるようになった。

一箇所だけではないんですね笑

まとめ・感想

アスリートはキツイ練習を耐えることは大切なことだが、毎日ベストコンディションを出せる努力も必要なんだな。武井壮さんは、そんだけ体のこと気にしているから、日本陸上競技選手権大会十種競技において、競技歴2年半で優勝することが出来たんだな。

目次

【第1章】 大久保嘉人の決定力
【第2章】 琴奨菊の前進力
【第3章】 平井伯昌の見抜く力
【第4章】 上田桃子の応える力
【第5章】 川尻達也の変える力
【第6章】 深谷知広の駆動力
【第7章】 伊東浩司の接地力
【第8章】 伊藤智仁の球筋力
【第9章】 八重樫東の背負う力
【第10章】 右代啓祐の肉体力
【第11章】 岡見勇信闘う力
【第12章】 野村忠宏の優り勝つ力
【第13章】 武井壮の倒す力