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選択肢をなるべく減らして脳の力を呼び起こせ!『自分の力を最大限に発揮する! 脳のトリセツ』菅原 洋平


脳のリハビリで用いられている
「エラーレス・ラーニング(誤りなし学習)」の考え方をもとに、
「言葉」「自律神経」「注意」を変える行動習慣を紹介。

いつもの行動をちょっと変えるだけで
自分の脳が当たり前に能力を発揮できるようになる、
「脳の上手な使い方」を教えます!  Amazonより

まずは【あなたの脳のムダづかいチェック 】をしましょう!

□気づくと口が開いている
□レジに並ぶとき、間がもたない
□会話中に別のことを考える
□動く前に「よし! 」と声を出す
□気づいたら季節が変わっている

当てはまる項目が1つでもあったら、
ムダに脳のエネルギーを使っている証拠です。

そこで、今回は『自分の力を最大限に発揮する! 脳のトリセツ』の中から脳のムダづかいをやめる習慣『「注意」を変える』を3ステップで紹介します。

① 食事の出し方を変えるだけで、成果が変わった。

 食事を噛む、飲み込むことには問題がないけど、認知症の症状によって、自分で食事をとることができない女性の患者さんがいます。
病院の食事は、主食や副業など4品程度がトレーに乗せて出されていて、この方は、職員によって食事介助をされています。この時点では、この患者さんは「自分は食事をとることができない」能力の人です。
 ここで、食事の出し方を変えてみます。食事をトレーに載せず、1品ずつテーブルに乗せてみます。
 すると、この患者さんは、自分で箸と皿を持って食べはじめました。

② 情報が能力発揮の邪魔をする

 どうしてこのような能力の変化が起こるのでしょうか?突然、能力がアップということがあるのでしょうか?
 変わったのは能力ではなく、情報量です。能力がアップしたわけではありません。多すぎる情報量に邪魔されて発揮できていなかった能力が、情報が減ったことで発揮されたのです。
 彼女の脳にとっては、選択肢が多すぎる場合の情報処理が難しかったのです。
 テーブルに置かれたトレーには、4つもお皿が置いてあり、どれから手をつければよいのかわからずに混乱してしまい、自分から箸をとって食べることができませんでした。
 ところが、選択肢を減らし、1品ずつ出せば、本来「箸を食べる」という能力をしっかり発揮することができた、というわけです。

③ カギは選択肢を減らすこと

 選択肢を減らすことは脳のムダづかいを減らすことです。
 選ばないものを身の回りに置かない、必要もないことを検索して調べない、充実を求めて趣味や習い事を増やしすぎない、ということが大切なのです。

まとめ・感想・書評

FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグはいつも同じグレーのTシャツ・黒のパーカー・ジーンズを着ています。

その理由を彼はこう言っています。

「僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけ下さないようにしている。実はこれは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ(vimeo)」

つまり、日々のちょっとした決断だけでも脳は疲弊していきます。だから、普段から決定をなるべく減らして、自分がほんとうに注意を向けたいことに、決定の力を注ぐことが大事です。

目次

【第1章】「脳のムダづかい」していませんか?
【第2章】脳のムダづかいをやめる習慣①「言葉」を変える
【第3章】脳のムダづかいをやめる習慣②「自律神経」を変える
【第4章】脳のムダづかいをやめる習慣③「注意」を変える
【第5章】脳の使い方を変えれば、相手も変わる