『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江 貴文


誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
決してマイナスにはならない。
だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。


堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?
ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。 Amazonより

刑務所暮らしを終え出所して、すべてを失った堀江貴文の、一番最初の本です。

そこで今回は、本『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』から、ぼくの心に響いた3つを紹介します。

仕事を好きになるたったひとつの方法

人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。心の中に「好き 」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。
読書に夢中で電車を乗り過ごしたとか、気がつくと何時間も経っていたとか、いつの間にか朝を迎えていたとか、そういう無我夢中な体験だ。没頭しないままなにかを好きになるなど基本的にありえないし、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。
つまり、仕事が嫌いだと思っている人は、ただの経験不足なのだ。
仕事に没頭した経験がない、無我夢中になったことがない、そこまでのめり込んだことがない、それだけの話なのである。

勉強もそうだけど、やらなかったらつまらない。でも、本気だした勉強するとおもしろいというのはよくある話です。
嫌いという前に、のめり込め!

経験とは踏み出した歩数

経験とは、時間が与えてくれるものではない。
だらだらと無駄な時間を過ごしたところで、なんの経験も得られない。
なにかを待つのではなく、自らが小さな勇気を絞り、自らの意思で一歩前に踏み出すこと。経験とは、経験した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。

ただなんとなく、歳をとったからって経験がある人にはならない。
どんどんチャレンジして失敗してチャレンジして失敗して、たまに成功してということが経験だ。

お金から自由になる働き方

仕事が忙しいとか、お金が足りないといった悩みは、表面的な問題に過ぎない。
人生が豊かになっていかない根本原因は、なによりも「時間」だ
有限かつ貴重な時間を、無条件で差し出さざる得ない状況。時間意外のリソースをなにも持ちえていない状況が、根本原因なのだ。
だから僕は、もう一度言いたい。
お金「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう。
儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。

自分の時間を差し出して、お金をもらうのではなく、稼ぐ!
堀江貴文の本で「稼ぐが勝ち」という本があるが、こうゆうことでした。

まとめ・感想・書評

これは堀江貴文の本の中で、一番の良書です。
Amazonの評価でもレビューが500近くありました。

いやー今回は3つに絞ったけど、もう付箋を張りまくりました。

堀江貴文は天才ではなく、誰にも負けないほどの努力家でした。
だから、非常に参考になりました。

目次

【第0章】 それでも僕は働きたい
【第1章】 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
【第2章】仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
【第3章】カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
【第4章】自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
【第5章】僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない


ホリエモンのQ&A vol.176~小さな1を足していこう!~