人間関係を仕分けしよう!『最強の人生時間術』齋藤 孝

☆内容紹介☆
本書では、人生をヒンドゥー教にならって「新・四住期」として独自に4つの時期に分け、それぞれの時期の過ごし方を考える。効率的に時間を使う技術からゆったりと時間を楽しむ方法まで、人生を「タイムマネジメント」するための一冊。

今回は齋藤 孝さんの本『最強の人生時間術』から、人間関係を仕分け方法を紹介します。

まず、なぜ仕分けをするのか?

三色ボールペンを使った仕分けの最大のメリットは、「赤」「青」「緑」それぞれの人物と、どの程度の頻度でつきあえばいいのかが明確になることです。仕分けをしていないと、赤も青も緑も漠然と「必要な人物」という認識にとどまるので、必要以上に時間を使ってしまい、優先順位を間違えて大切な人間関係を壊してしまいかねません。

さて、三色ボールペンで整理しよう!

最重要人物は赤

まず、自分にとって大事な人を二、三人、「赤」でチェックします。これは公私・男女問いません。自分にとって絶対に必要な人物、もしもこの人がいなくなったらよく吟味して二人か三人に絞りこんでください。

上司に限らず、友人であっても恋人であっても、赤の人に関しては、あまり考えたり悩んだりせずに、会いたいなら毎日でも会ってください。毎日会っていると時間が取られると思うかもしれませんが、そのうちお互いに、もっと効率のいい会い方をしようというようになるものです。

まぁまぁ会う青

これは、失ったら終わりというわけではないけれど、ある程度キープしておきたい関係、友達関係というより「客観的に大事な人物」です。

これは頻度はあらかじめ二回に一回とか、三回に一回というふうに決めておくといいでしょう。(中略)
グループではなく一対一の関係だと、続けて断ると関係が切れてしまうので、お互いにふっと時間が空いてしまったようなときを見計らって、「ちょっとビールでも飲んでいく?」というようにこちらから声をかけるようにすると、関係が維持しやすいです。

心の潤いを与えてくれる人物は緑

重要度は高くないけど、つながりを保っておきたい人物です。心の潤いになる友人や、今すぐに必要な人間関係ではないけれど、切ってしまうのはもったいない相手、たまに会うと趣味の話で盛り上がる友達が緑です。

頻度は自由に決めていいのですが、あまり頻繁になると時間の制約という面からはマイナスになってしまうので、三ヶ月に一度とか、半年に一度、一年に一度というように、長いスパンで定期的に会うのがお勧めです。

まとめ・感想・書評

人間関係を維持していくには、自分の時間を投資していかなければいけない。
だから、どこに投資していくか決める方法として、この方法はなかなか良いと感じました。

ちにみにこの本のメインテーマは、30〜45才、45〜60才、60〜75才、75才以降とそれぞれ時間の使い方を変えていくという話だったのですが、まだ23歳のぼくはピンとこなかったです。
まぁ30才越えたら、また読んでみます。

☆目次☆
【第1章】「ギアチェンジ」で時間をつくる
【第2章】忙しい人の効率的仕事術
【第3章】「一人前山脈」から「ゴールデンタイム山脈」へ
【第4章】人生デザインを完成させる後半生の時間術